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ロールキャベツを巻ける心の余裕

 

先週、先々週と家族が相次いで病気になってしまったので、義母と母に交代でヘルプを頼んだ。お二人とも家事力が高いので、普段見落としているところなどがピッカピカになっている。

ご飯も本当にたくさん作ってくれた。我が家は普段、簡単な料理がせいぜい2品並んでいるくらいのことが多いんだけど、ばあば達にかかるとたくさんのお皿が出てくる。

 

たまたま二人とも、ロールキャベツをつくってくれた。キャベツが美味しい季節だし、家の冷凍庫にはいつも合挽肉がたくさん入っているのでそんなにびっくりすることでもないんだけれど…。「あること」を覚えていたので、改めて「ばあば達、スゴイなあ」と思ったのだった。

 

以前「クーヨン」という雑誌で、料理家のコウケンテツさんが「ロールキャベツをつくろうと思っても、巻くところで子供が起きてしまったり、抱っこから離れなくなって、巻かずに肉団子スープになってしまったことが何度もあった」と書いていた。これにはすごく共感した。

 

小さい子供がいると料理ができないというわけではないんだけど、「集中して両手で作業しなければいけないもの」は、次第に作らなくなってしまった。例えば、コロッケや餃子、「混ぜるだけ」ではないタイプのケーキ、そしてロールキャベツ。

逆に、多少時間がかかるものでも、「切って焼いて混ぜて煮るだけ」のカレーのような、あまり工夫の要らない料理は作りやすい。

 

今は料理しながら子供の面倒も見るようなシーンが減ったので、どんどん手間のかかる料理も作ればいいんだけど、一度手抜きに慣れてしまうとなかなかその考えに至らない。「別にロールキャベツじゃなくても、スープで同じ栄養とれるじゃん!味も一緒だし。子どもに上げるときは、結局小さく切っちゃうし。」と合理的(?)に考えるようになってしまった。

 

でも、ひと手間かかった料理ってやっぱり美味しいよね。

 

キャベツのジューシーな被膜にぎゅっと噛みつくと、中から肉汁がぶわ~とあふれ出る逸品を味わいながら、ちょっと反省した。

 

 

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