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ちゃんと膨らむ国産全粒粉

勝間和代さんが「国産全粒粉は膨らまないので使わない」と仰っていたので、国産でもちゃんと膨らむ全粒粉をご紹介したい。届けこの想い。

 

結論から言うとこれです 

たっぷり5キロで、いかにも業務用な紙袋で届く。何度か別の国産全粒粉を使ったが、勝間さんが仰る通り全く膨らまないので、5キロは多すぎるな…と思いつつも必ずこれに帰ってくる。冒険はすまい。いいものはいいのだ。小麦の種類というより、挽き方が違うのかな?と思ったが(心なしか細かい)、よく分からない。

イーストは「カメリア」か「白神こだま酵母」を使っている。

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ふっかふか

 

話はこれでおしまいなのだが、最近むすめ5歳が全粒粉パンを比較的喜んで食べてくれるようになったので、その協力者たちを紹介して終わりにしたい。

 

冷蔵庫で保存しない

いきなり何だという感じだけど、要は常温保存だとなぜかおいしいという話。ただ、4日を過ぎるとカビるので、パンをハーフサイズで焼くようになった。娘の「焼きたてセンサー」は大したもので、割と正確に何日目のパンか当ててくる。

 

手作りジャム

面倒くさいのでジャムなんか作らない、と思っていたけど、リンゴジャムやイチゴジャムはめちゃくちゃ簡単なのでおすすめだ。作っている間に家中にジャムのいい香りがするのもステキ。こちらも少量作り、さっさと食べきることで、砂糖を減らしたおいしいジャムにすることができる。酸味が強ければ強いほど私好みのジャムになる。また、グランマルニエを少量入れることで香りが格段に良くなる。サラサラになってしまうが、食べれば同じなのであまり気にしない。

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見た目がキモいけど味はさいこう

 

マロンペースト

フランスお土産 クレマン・フォジェ マロンクリーム

フランスお土産 クレマン・フォジェ マロンクリーム

 

家族に大人気のジャム。栗をペーストにしただけなので作れなくもないけど、柑橘系と同じくジャム化が死ぬほどめんどくさいやつなので買う。アマゾンで見ると高かったが、海外食品店では250円くらいだった。フランスではテッパンの食品らしい。

 

パンはなんでも合わせやすいので、その時の好み流行りでどんどん味変していけるのが良い所。もちろんチーズをのせて焼いても目玉焼きを乗せてもおいしい。

タンジェリン(2015年、アメリカ)

タンジェリン [DVD]

「フロリダ・プロジェクト」が素晴らしすぎたので、同じ監督の過去作品を見てみた。こちらは全篇アイフォンで撮影しているらしい。

まず最初に言っておきたいが、「ショボいカメラで撮っている」という感じは、全くない。なんだ、アイフォンでよかったんじゃん。CMだってアイフォンで取ればいいのかもしれない。ただ、ところどころ画面の揺れがひどいところがあるので、苦手な人にはつらいと思う。

フロリダ・プロジェクトのようなレイヤーの多さ、深さはないものの、しみじみとしたヒューマンドラマで、けっこう好きな方だった。貧しく虐げられている人たちへの優しい目線があり、かといってスカッとするような一発逆転物語では決してなく、その現実の中にある小さな幸せや救いを丁寧に描くような作品だ。

 

トランスジェンダーの黒人男性、シンディとアレクサンドラ、そして隠れゲイのタクシー運転手が主軸となった、とあるクリスマスイブの話。シンディは何かの罪で出所したばかり。アレクサンドラとお茶していたら、服役中、彼氏のチェスターが浮気したことを聞かされる。激怒したシンディはチェスターの浮気相手である「Dなんとか(名前が中盤で判明する)」を探しにロサンジェルスの街を歩き回る。アレクサンドラは歌手志望で、その夜の演奏会を楽しみにしている。

 

シンディは浮気相手を見つけ、彼女を裸足にして引きずり回す。アレクサンドラは歌が上手いわけではなく、自分でお金を出して演奏会をしたことが分かり浮気相手にバカにされる。タクシー運転手はゲイであることが義母にばれて、馴染みのシンディとアレクサンドラともども「汚らしい」と罵られる。

 

最後に向かってどんどん悲惨な状況になっていくのだけれど、本人たちの明るく面白い人柄、コミカルな雰囲気がずっと漂っている。

 

個人的に気になったのは、浮気相手の「Dなんとか改めダイナ」。シンディたちと違って友だちもいなさそうで、シンディのせいで売春宿からは追い出され、絶望した表情で座り込むシーンがラストカット。ガリガリに痩せた体や病的な顔もただただ怖くて、登場人物の中で一番不幸そうに見えた。なんだかんだ言ってピチピチして楽しそうな主役二人とは対照的だ。

 

タクシー運転手の義母は、彼の作品の中では象徴的な人物像なのだと思う。フロリダ・プロジェクトの中だと、向かいのモーテルの支配人の女性に当たる。安全圏からナチュラルに社会から外れた人を見下し、自分の主義を公然と口にしてやまない。

タクシー運転手の妻は、おそらく夫がゲイであることを見抜いているであろう。そのうえで「この家で働いているのは夫だけだから」、見ないふりをしているようだった。

 

それから、タクシーに乗ってくる個性的な人たち。自撮りするアジア人女性、目的地もなく乗り込む老いた白人男性、酔っ払って吐く男性二人組。フロリダ・プロジェクトにはあまりこういう無関係な人物は出てこなかった(唯一いたのは、トップレスでプールサイドにいて、ウィレム・デフォーに注意される女性くらいか)。話の骨格はすっきりしているものの、主人公の間をこういう雑音のような人物が通り過ぎていくのがまた良かった。これらの人物が、「クリスマスイブだから」という一点で様々な意味を持つのも面白い。

銀座の無印ホテル、けっこういい

 

資料だけ見て「値段の割に、せまい」というイメージだったMUJI HOTEL GINZA。実際に行ってみると、立地は観光にビジネスにちょうど良いだろうし、狭さを感じない工夫がされていて「アリなんじゃないだろうか」と思った。日本的な収納美、ミニマルデザインを味わいつくすことができるので、特に外国人には人気が出そう。

 

店舗部分は拍子抜けするほど普通の無印。個人的にFOUND MUJIが好きだったのに、その売り場がテーブル一つぶんくらいしかなくガッカリしてしまった。

ホテルは6階より上の部分だ。6階はロビーと飲食、IDEEとのコラボエリアが少しあり、ここはもともとのビルの古材などをインテリアに活かしている。個人的には、一般的なホテルよりもプライベート性が低く落ち着かないため、あまりこのエリアは好まなかった。ビルのほとんどが商業施設だからしょうがない。

 

客室だが、インテリアは全くもって「いつもの無印」なので、感覚としては無印店内に泊まるような感じだろう。そうしたいかどうかは別として、加湿器で「あの香り」を出し、スピーカーから「あの音楽」を流せば完全に無印になる。

当たり前だが家具も家電も無印でそろえてある。無印にないのは水洗器具周りだが、これらはそれぞれさっぱりしたデザインのもので無難にまとめてあった。全体的に家庭用のインテリアだし、ホテルには珍しくフローリング張りなのも効いていて、家にいるような不思議な感じがする。

広さはあまりないが、天井がかなり高く、間取りも工夫されていて奥行き感があるので、むしろ少し広く感じるくらいだった。

外国人需要を考えると、たたみルームなんかは特に人気が出そう。全部たたみにしても良かったかもしれない。

 

個人的には勉強になったのは、マットレスを直置きにしている部屋の、子どもも大人も無限にゴロゴロできそうなところ、水回りの内装を厳格に外壁用の大判タイルの寸法でそろえているところ、窓辺の造作ソファや書き物スペースなどのサイズ感、ベッド周辺に置いてある本の展示スペースなど。

特に本の見せ方はすぐに取り入れたい。うちでは子供部屋の本棚がすぐにあふれて困っているのだけど、どうせ一度に読むのは数冊なので、「いま現在読みたい本」をこのように手に取りやすいようにして、残りを内側に収納できるようにするのはかなり良さそうだ。しかも、単に本棚の片側を木板で塞いで、そこに本を乗せられるストッパーのようなものを取り付けてあるだけだった。この本棚自体を部屋の仕切り代わりにしてもいいかもしれない。

収納の良さは言わずもがなで、ノイズになるようなものは何も露出していない。ただ、全てが収まる壁面収納はめちゃくちゃお金がかかっていそうだ…。扉を全部閉めてしまえば、何も入っていないキレイな木の壁のようになる。すばらしいが、なかなかマネしづらい。この壁面収納に限らず、小物一つに至るまで厳格に寸法と置き場所が考えられているため、空間がピリッと締まっている。

 

最初はなぜか穿った見方をしてしまっていたけれど、そこはやはりインテリアのことを考え続けているブランドなので、学ぶことは多い。

家の前にビルが建った

このあいだから悪い予感のようにむくむくと伸びていた鉄骨が、ある朝起きたら、完全な箱となって我が家の眺望を塞いでしまった。それまで気にしたこともなかったくらいのなんてことはない眺望——ビル群と、その向こうに見えるちょっとした海——だったのに、塞がれてみると驚くほど喪失感があった。

過ごしやすい季節は、テラスに出てご飯を食べるのが決まりだったけれど、ビルが建ってしまうとその魅力も半減、いやものすごく小さくなってしまった。遠くから飛行機雲が伸びていくのや、刻々と沈む夕日に照らされて変わっていく雲の色など、それまで楽しんできた風景は無くしてみないと気づかない。

よく見ると周りでは古ビルの開発が進んでおり、かろうじて残っている景色ですら変わっていきそうだ。

 

考えてみると、このマンションに住み始めたときは眺望なんか気にしてもいなかった。「テラスが広いから、そこで子供が長く遊んでいられるだろう」くらいの気持ちだった(そして、我が子は結局テラスでひとり遊びなんかしてくれなかった)。

しばらく住んでみると、中層のビルが建て込んでいるエリアなので、テラスが広いことで結果的にエアポケットができて、窓の外が広々と感じられるのが利点だということが分かった。めったに使わない空間でも、ちゃんと目に見えて、占有感があるだけで人の空間認識に影響があるのだろう。

 

一時はこの辺のマンションでも買おうかと思っていたけれど、こうして突然となりのビルが伸びる!なんていうことを経験すると、躊躇してしまう。

家探しはもう丸6年経ってしまった。

 

そんな折、小高い丘の上にある一片の土地を発見。ここなら、そうそう眺望を奪われることも無さそうだ。便利な駅からも徒歩10分内。車の寄り付きも良い。ここが買えたらいいなぁ。子供の小学校入学まで、あと1年を切ってしまった。

なんとか早く決めたい。

寝ても覚めても(2018年、日本)

寝ても覚めても

うーん…?

夫氏が誰かの絶賛を聞いてお勧めしてくれたんだけど、うーんなんだか合わなかった。主題が恋愛だからかも。なんだか苦手なんですよね、恋愛映画。

濱口監督は「ハッピーアワー」をものすごく見たかった(そして未見)のですが、少なくともこちらはあまり好きな感じではなかったです。

 

主人公たちの心の動きが様々な演出で巧みに表現されているので、かなり引き込まれたのですが、それだけに彼らの行動の不可解さにいちいち「!?」となりました。原作を読んでみないと何とも言えないけど、少なくとも映画で見る限りは「なんだろうこれは」という不可解さだけが残りました。

 

現実のものとして受け止めるにはあまりに突飛なので、バクといえば獏(=想像上の動物)だし、麦さん自体が何かのメタファー、あるいは亮平さん自体が主人公の想像だと思うと腑に落ちる…ような気もします。

まぁでも、亮平さんは本人しか存在しないカットが多いので実在ですよね。

一方の麦は主人公の目からしか見えていないことからすると、もしかしたら主人公の妄想かもしれません。

例えば、元々いる「麦」という俳優さんのことが好き過ぎて、恋人という想定になっちゃってる女性ヲタの騒動と思うとすんなり来ました。で、女性ヲタさんはあまりに霊感が強く、ついに麦の幽霊を実体化させることに成功。幽霊は亮平たちの見るところとなり、亮平は呪い殺されてしまったのだった~…みたいな。

だって、題名の「寝ても覚めても」も、まず「寝て(妄想)」それから「覚める(現実)」わけでしょう?

 

…すみません。

ただ、どことなくホラーテイストを感じたのは確かなんです。はい。

東出さんの不思議な冷たさが、これほどいい意味で効いている映画もそうそうないと思いました。

コンシーラー始めました

メイク動画を見ていると、たとえファンデを使わない人でも必ずコンシーラーを使っているようなので、私もいっちょ買ってみるか~と思い、

たまたま立ち寄ったドラッグストアでこれを買いました。 

ミシャ ザ コンシーラー No.21

ミシャ ザ コンシーラー No.21

 

サイズも小さいからお試しに良いかと思ったんだ

 

まぶた、目の下、ほうれい線、口の端にそれぞれチョン、と少しつけてぼかします。

最初はコンシーラーをつけると驚くほど化粧してる感が出て、肌の質感が不自然な感じがしたのですが、

下地の後にコンシーラーを塗って、上からファンデをつけてみるとうまく馴染んでくれました。

なんとなく、このコンシーラーはトーンが合っていないような気がする。2色しかなかったんだよね。でも、よく言われるような乾燥やヨレはないので、不満はありません。なくなりそうにないので、しばらくはこれ1本でやってみようかな。

 

コンシーラーだけで粗が隠れて、上につける色モノのベースになるので、コンシーラーのみの人の気持ちもわかる気がする。一日の終わりにはほとんどすっぴんになっていたような箇所も、ちゃんとメイクを落とすときまで色が残っています。隠すものがほとんどなくなるので、ファンデは顔の質感を整える目的でごく薄くつけるだけになって、崩れもますます気にならなくなってきました。

 

それにしても、コンシーラーに慣れると習慣みたいになってきました。セッティングスプレーみたいで、使ってなかったときは何とも思わなかったけど、使い始めるとないと落ち着かない!こうやって人は化粧が濃くなっていくのでしょうか 笑

最近好きなコスメ系ユーチューバー①violette_fr

毎日、ほぼ欠かさずコスメ系のユーチューブを見ています。

最初はヴォーグから入って、次にジェフリー・スターやジェイムズ・チャールズなど有名な方を一通り見て、今はたまたまヒットして気に入った女の子をフォローしています。

 

最近更新されていたら嬉しいのはこの方

 

Violette_fr


GETTING READY FOR NYE

ブルックリンに住むフランス人女性。ユーチューバーとしてスタートしたみたいですが、今はエスティ・ローダーのグローバル・ビューティーディレクターもやっているみたいです。

でも、動画ではエスティ・ローダーはあんまり出てこなくて、その時気に入ったものなのか、提供なのか、色んなブランドを使っています。

 

もっとも魅力的なのは、「ファンデは塗りすぎないけど、色物は楽しむ」という姿勢。

アメリカのトップユーチューバーは目の下にがっつりコンシーラーを塗る方が多いのですが、ヴィオラさんは「できるだけ塗らない」「ファンデは顔の中心だけ」など、できるだけ塗らず、反対にスキンケアにはめちゃくちゃ手間をかけるところに共感します。がっつりコンシーラーは西海岸の方の流行りなのかな。

 

動画では、なぜかあちこちのカフェやバーなどで自分自身にメイクしているものか、様々な分野で活躍している女友達に自分でメイクしてもらって、「あとひと匙だけ」ヴィオラさんがメイクを施すものが多いみたい。

スタジオで化粧するんじゃなく、場所の雰囲気やその時の気分、気に入った一枚の服を取り入れて化粧しているのが面白いし、そこにさらに女友達たちのライフスタイルや考え方も反映されているのが面白い。照明も自然。この「照明が自然」っていうのは今後増えそうな気がしました。

 

最近好きだったのはこの動画です

「女友達にメイク」シリーズ。すっぴんでも驚くほどキレイな女性なのですが、彼女にちょっとだけハイライトと真っ赤な口紅を施してあげています。この動画を見て、ノーファンデメイクに目覚めました。自然なコンシーラーが一つあったら案外できるもんですね

 

最近は、以前よりさらにさまざまな人とのコラボレーションを進めていくことにしたようで、とても楽しみにしています。