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パンケーキを簡単にチョコパンケーキにする方法

 

料理小ネタです。

普通のパンケーキミックスを使って、理想的なしっとりチョコパンケーキをつくってみました。簡単です。

 

使うもの

つくりかた 

  1. 牛乳とチョコレートをレンジで温め、溶かす。様子をみながら10~30sずつ、混ぜては温める。
  2. 卵を割り混ぜる。
  3. パンケーキミックスをさっくりと混ぜる。
  4. 普通にフライパンで焼く。

 

重めのチョコケーキになるので、冷めても美味しいです。甘いものはチョコ味だとなんでも美味しいなあ。

ロブスター(2015年、ギリシャ・フランス・アイルランド・オランダ・イギリス)

ロブスター(字幕版)

男女問わず誰かとカップルにならないと動物に変えられてしまうという世界を描いたおはなし。なんだかよく分からんけど、舞台みたいな映画で映像が美しく魅力的です。社会風刺みたいなコンセプトもうかがえます。個人的にはかなり好きでした。

あまりネタバレが関係ある映画ではありませんが、以下内容に触れているので未見の方は気を付けてください。

 

主人公は、「うっとうしい独り者」の代表格、建築家。当然バイセクシャル。やっぱりヨーロッパでもそういう扱いなのね…(誤解を招く文章)。その彼が相手を探したり、あきらめたり、やっぱり本当の愛の相手に出会ったりしながら話がゆっくり進みます。

主に3つの舞台があって、ひとつはカップルたちが社会生活を送っている「街」、もう一つは相手を探している独身者が2か月ほど仮暮らしを送る「ホテルとビーチ」、そして独身のまま生きるレジスタントがサバイバル生活を送る「森」。この3つの世界は非常に簡素な表現なので、あまりお互いの関係性とか、どういう主体がどう統治しているのかなどはよく分かりません。

 

一つの接点は「ホテル」と「森」であり、独身者はなぜかレジスタンスを一人殺すごとにホテルでの滞在時間(=独身でいていい時間)が一日伸びるという仕組み。滞在時間がゼロになると動物に変えられます。独身者たちがレジスタンスを狩る(文字通り殺す)シーンは妙に美しく躍動的。森にはレジスタンスの他に動物に変えられた人がウロウロしていて、たまにクジャクやゴリラが横切ったりするのもまた幻想的です。森のシーンは全てキリスト教の宗教画のようで非常に印象に残っています。なんじゃこりゃ。

 

出演者は、主役の悩める建築家にコリン・ファレル、森の女王レア・セドゥ、せこいエセ独身者にベン・ウィショー、主役の本当の愛の相手レイチェル・ワイズと豪華です。コリンファレルは役作りのために初めて20kg以上太ったようで、なかなか彼だと気づきませんでした。太ると普通のおじさんなのね…。個人的に大好きなベンウィショーも、角刈りのような変な髪型でなんだかキモかったなあ。役のせいもあるのか。レアセドゥはベタベタの髪に汚いマントを羽織っているだけなのに現実離れした美しさで、さすがの存在感でした。彼女が一番魅力的だったかも。

 

以下、気になったところ。

  • 独身者のホテルでは服装が決められている。男性はグレーのスラックス、青系のシャツ、紺ブレザー、女性はその時々で花柄の上品なワンピースなど。これがいかにも異性に好印象を与えそうなファッションで、それを制服のようにして全員着ていることの奇妙さ。合コンなんかもこんな状況になっていることが多そうな気がする。
  • しつこいまでの「共通点探し」。カップル成立するためには「共通点」を見出すことが重要となっていて、「鼻血が出やすい」「冷酷だ」果ては「目が見えない」など、共通点をつくるために奮闘する男たちの姿が表現される。この表現はちょっとウザかったなー。
  • 突然現れる「娘」の存在。なんとなくだけど、独身者は時間の流れが速く、カップルの子供の出現は突然に見えるのかも。「えっ、子供もうこんなに大きくなったの?」っていうアレ。前回君に会ったの2年前やん…。そりゃ子供も育つよっていう。さらに、家族持ちにとって子供は誰にでも好かれる存在と思ってしまいがちで、「○○おじさんにあいさつしておいで」なんてやってしまう。でもこれ、独身者にとって単なる迷惑なことがあるんだよね。そういう象徴的なシーンがあり、ちょっとドキッとした。
  • 親子が揃いのボーダーの服を着ているところ。日本だと無印に違いない。本当にじわる。
  • 独り者はヘッドホンで電子音楽を聞きながら独りで踊るところ。でも一応みんなで同じ場所に集まっているところ!
  • カップル成立した女の子が、動物に変えられる親友に手紙を読むシーン。「もっと時間があれば私みたいになれた」「あなたは髪がきれいだからすぐ相手が見つかると思ったのに」など微妙に神経を逆なでする内容で、親友にキレられてしまう。「結婚できただけで謎の上から目線発動」で、クスリと笑ってしまうシーンだった。
  • 件の「髪が綺麗な女の子」は、髪が綺麗なことを鼻にかけ過ぎて、せっかくアプローチしてきた男性に引かれてしまう。そのセリフの勘違い具合もたまらんかった。髪がそこまで綺麗じゃないところも妙にリアルで…。あれがツヤツヤだったらただのコメディなので、実に絶妙。
  • 自殺する中年女性のエピソードは、監督の性格悪すぎなんじゃないかと思った。調べたら監督の奥さんはメイド役の美人だったので余計に腹が立った(何)まあでも、この映画でこれだけ楽しんでる私が一番性格悪いというはなしもある(何)

 

そんなわけで、独身者vs既婚者あるある満載でおもしろかったです。他にもいろんなメタファーがありそう。何より構図や色合いが綺麗なので、ボーっとみていても楽しめる映画だと思いました。寒い日に家でお酒飲みながら見るのが良さそう。 

特大活ロブスター(オマール海老[エビ])アメリカ東海岸産 450g 2尾

特大活ロブスター(オマール海老[エビ])アメリカ東海岸産 450g 2尾

 

↑ちなみに、ロブスターは100歳生きられて最後まで生殖できるそうです。ヘー。

ヒメアノ~ル(2015年、日本)

【チラシ2種付映画パンフレット】 『ヒメアノ〜ル』 出演:森田剛.濱田岳.佐津川愛美

いい映画だが想像の100倍グロい

DVDで。びっくりするほどエログロでした!2度は見たくないタイプの映画です。粘度の高い、アジア的なサイコスリラーで、最近の作品だと「冷たい熱帯魚」とか「渇き。」、「私の男」とかに雰囲気が近いかもしれません。

しかし、この映画がいいのはストーリーの部分。例えば殺人鬼の背景から絶望に至るまでの部分などはかなりていねいに描かれていて、とてもいい映画でした。社会派映画と言ってもいいかもしれません。

 

わたしは俳優の濱田岳さんが大好きなのですが、本作の演技もとても好きでした。どんな映画も、濱田さんが出てくるとほんの少しコミカルな雰囲気になります。空気が丸くなる。前半の三角関係ラブストーリーの部分は濱田さん中心で、「平凡で善良だけどちょっとズルい岡田」が描かれます。相方の先輩は、ちょっとアブナイ人という感じです。この微妙に緊張感のある感じが、いつ壊れるか分からない日常を思わせていて興味を引かれました。平凡な恋愛コメディになっていないのが、後半とのいいバランサーになっていたと思います。

 

だから、後半の開始を知らせるタイトルが出た時は、月並みですが「ニクい演出…!」と思いました。分かりやすく映像の雰囲気がガラリと変わる手法が取られており、ここからの主役はV6の森田剛さん。ジャニーズアイドルらしからぬマジサイコキャラを演じきっていて、しかも役名も同じ「森田」で。こんな役を引き受けて、しかも存在感が完璧なので感動してしまいました。最初に出てきたとき、一瞬だけ「V6の森田剛だ」という気がしていたのですが、早い段階で「(役名の)森田」だとひしひしと感じられるようになりました。彼にはただの殺人鬼ではなく、可哀そうで孤独な男として最終的には感情移入してしまうくらいでした。

また、前半でほのぼのと描かれていた岡田が、後半ではズルさやラッキーさが際立ち、虐げられてきた殺人鬼よりもグロテスクに感じてしまう瞬間もありました。終盤に行くにつれて、どんどんその構図がはっきりとしてくるんですよね。特に、最後のきっかけになったちょっとした犬の演出が、むちゃくちゃ好きでした。

 

同じような人生を送るはずだった同級生たちの、絶望的な距離感。心臓が冷えるようなテーマですが、もしかしたら今の社会的な断絶ってこういうところから生まれて、ほころびがどんどん大きくなっているのかもしれません。人生の岐路って、思わぬところにたくさんあるんだろうな。

歯の話

最近歯みがきや歯のケアがほとんど趣味みたいになってきています。

きっかけは、引っ越し先の近くの歯医者が歯周病専門だったこと。プラークや歯石、歯周ポケットの検査と指導がみっちり行われる上、1.5か月検診を当然の義務のように予約させられます。毎月、「今月は左上下奥歯の側面がみがけていませんでした。週一の染め出し液と、毎日のタフトハブラシで完璧に取ってください」など、課題と努力目標を提示されます。そういう風に宿題にされちゃうと、私もハマって熱心に取り組むようになりました。30年生きててこんなに熱心な歯医者に当ったことが無いのですが、一般的にはどうなんでしょうか?

お陰様で、半年たった今ではほとんど歯石ができなくなり、歯周ポケットも良い感じのようです。簡易なホワイトニングもしているのですが、歯に興味が出てきたので、近いうちにもう一歩進んだホワイトニングもしてみたい。

 

毎日使っているのは、電動歯ブラシ+電動タフトブラシ(ヘッド交換で対応)+糸ようじ。歯磨き粉は色々使ってみて、普通のGUMに戻っています。また、以前と変わったのは力をあまりのせないことと、歯に対して直角に当てること。これって前から知っていたはずですが、いつの間にか鏡を見ずに適当にゴシゴシするのに慣れてしまっていました。(そういえば、電動歯ブラシなのにゴシゴシする癖があったんでした。。。) 

 

小林製薬の糸ようじ? フロス&ピック デンタルフロス 60本

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週に一度染め出し液で歯磨き後のチェックをしますが、こうすると次第に歯磨きがうまくなり、ほとんどプラークが残らなくなります。これが地味ですが楽しい。

ジーシー GC プロスペック 歯垢染色液 5ml

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今興味があるのは水圧で歯間を洗うやつ。なんだか良さそうですが、場所を取りそうなので悩んでいます。

パナソニック 口腔洗浄器 ジェットウォッシャー ドルツ 白 EW-DJ61-W

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私が熱心に歯のケアをしているので、3歳の娘もすっかり熱心になりました。意外だったのですが、幼児は歯間が広いため、糸ようじで肉や野菜の繊維質がかなり取れます。染め出し液も一緒にやって、「いっせーの」でお互いチェック。口がピンクなので笑います。娘も奥歯の裏側などうまくみがけていないことが多かったようです。小さい口内用の鏡を持って色んな角度で鏡を覗き込んでいる姿がカワイイです。

 

仕事にかける時間のはなし

先日、上司との面談があったんだけど、ここのところ話題になるのは成果よりもむしろ働き方のほう。世間的にも社的にも、業績を伸ばすより仕事時間を減らすことのほうに注目が行っている(いまわたしは「業績を伸ばすことはもちろん、効率化することも求められている」などと苦しい書き方をしなくてよい、むしろしない方が現実に近いことに感動してしまった)。

上司によるとわたしは異常に効率が良いらしく、「家でこっそり仕事してるんでしょ?それもちゃんと残業つけといてよ!」と言われた。ちなみにコソ仕事はしていない。

 

ええ、ただの自慢ですハイ。嫌な感じだったらごめんなさい。

わたしの場合は、会社で労働時間短縮化の動きが始まる前に子供が生まれたので、必然的に効率化が一足早く進んだだけだったのだ。

 

一方で「早く帰れ」と言われても帰れない人はいて、同じ仕事でもかける時間が長い。そういう方と打ち合わせをしていると、打ち合わせの時間自体も長い。では無駄な仕事かというと全くそんなことはなく、こだわるポイントが多かったり、部下や関連会社がやれることを自分でやったり、全ての作業を逐一チェックしたり、クライアントに即レスだったり、要は全てにおいて丁寧で迅速だ。「そこまで考えているのか」と勉強になることも多い。クライアントはその仕事ぶりやスピード感に慣れるため、お互い長時間労働に向かうサイクルを成長させているのかもしれない。(単にサボっている人もいるかもしれないけれど、ここでは言及しない。)

 

上司としみじみ話したのは、「どちらかが良いとか悪いとかいう話じゃなく、時間が限られるからその中でやるしかないんだよね」ということだった。実際のところ、身の周りで労働時間が長い人は仕事熱心でこだわりが強い人が多いのだ。

ただ、日本の労働者は時間を安く見られすぎている、あるいは自分でも安く見過ぎていると思う。先に理想の成果物なり結果があるのではなく、先にあるのは有限の時間であって、その中で何がやれるかということでしかない。それは普遍の事実だと思うんだけど、17時に何か発生して「よーし、終電まで7時間あるな」という方向に行くのは間違いなんである。まあそれは、数年前のわたしなんですがね…。

連日何時間も残業していると、効率は下がるし視野が狭くなるしで良いことがない。

 

会社の雰囲気でなんとなく早く帰れない場合、上司に物理的に不可能な仕事量を与えられている人、トラブル対応などでその場に張り付く必要がある場合などはこの限りではない。

 

ちなみに夫は建築設計をしているのだが、「北欧か!」と言いたくなるような超健康的な事務所だ。9:30スタート18:30終わりで、日曜祝日は休み。子どもがいる所員さんは在宅勤務で週1出勤。でも物件数は少なくないと思う。すごく先進的じゃないですか。夫がスイーツ好きのため、コーヒー休憩が多いのもうらやましい限りである。

余談でした。

 

関連記事: 


アイアムアヒーロー(2015年、日本)

アイアムアヒーロー

同名の漫画原作の、和製ゾンビ映画。某ウォーキングドラマにハマっている私としては黙っていられないのでさっそく観た。日本映画だしこういう特殊メイクとか特殊効果でどうこうとかイマイチなんじゃないの?!どうなの?ゾンビへのとどめのさし方は何系なの!?など気になる。(めんどくさい奴だ)

 

ネタバレとかあるのか不明なんだけど、とりあえず以下ネタバレ注意。あと、自分で書いておいてなんだけどめちゃくちゃ気持ち悪いです。ゾンビだけに。

 

 

結論から言うと、今まで無かったゾンビ映画として面白かった。

舞台は「ゾンビ発生直後でどうしていいか分からない初期段階」であり、主人公もいよいよ終盤にならないと行動しないため、やきもきしてしまう。ハリウッド映画を見慣れていると、間がもったりして感じられた。「誰かが大活躍する」みたいなシーンはほとんどない。有村かすみちゃんは相変わらず抜群に可愛いけど、ただおんぶされているだけのお人形さんスタイルである。そんなわけでちょっとダルいなと思ってしまうが、その長い助走のおかげで終盤盛り上がり、これはこれでいいなと思った。海外モノだと主人公が瞬時にSWAT並の動きをするが、常識的に考えるとそっちの方がおかしい。

2発ずつしか込められない猟銃を構えて、プレッシャーに負けそうになりながらフォームを崩さず立ち続ける英雄が非常に良かった。「ダサカッコいい」という言葉が浮かぶ。なんとなく日本っぽい気がする。

 

また、ゾンビと言えば「どうやってとどめを刺すか」、である(知らんがな)。アイアムアヒーローでは、某ウォーキングドラマと同じく「脳幹にダメージを与える」となっている。が、なんとウォーキングドラマよりもその精度が高い。もちろん、そもそも架空の「ゾンビ」という存在に精度も何もあったもんじゃないのは承知の上だけど、そこは目をつぶってほしい。

某ドラマだと、頭周辺にほっそい矢が刺さってもダウンする。「そこ絶対脳幹じゃないから」と思ってしまう。

一方、本作のゾンビは本当に脳幹にクリーンヒットしないと倒せない。その結果、「元高跳びの選手(うろ覚え)のゾンビ」という非常に味のあるゾンビが生まれている。彼はその辺で高跳びして頭から着地してしまうため、脳が半分削れている。そのため外見がもんのすごく怖い。異形過ぎて正視できないレベル。某ドラマのお金かかってそうなゾンビが束で襲ってきても敵わないくらい、怖い。

 

さらに、この映画では彼以外にも「すごく太ってるゾンビ」や「生前の欲望をさらけ出すゾンビ」など、多様なゾンビが描かれている。不気味なBGMを奏でるモブとして機能しているのが某ウォーキングゾンビなら、本作のゾンビはまさに主役である。生前の行動に固執とするところなど、「ゾンビに人権なし」派の海外勢からするとかなり特殊な立ち位置だと思う。ゾンビに個性があり、人格めいたものがある。面白いではないか。(偉そうに書いてるけど、ゾンビ映画に特別詳しいわけではなく主に妄想です、ハイ。)

 

さらにさらに、ゾンビと言えば「速度」がもう一つの重要な要素である。「ゾンビはぬめーっと動くんじゃないの?」と思いがちだが(誰がやねん)、実は生前よりもむしろ速くなるゾンビもいる。早い系の最高峰は「アイアムレジェンド」だと思う。何気にアイアムつながりである。ここでのゾンビは完全に元の姿が消えた、灰色のチーターみたいなもの。生身で出会ったら生き残る可能性はほぼない。「28日後…」「ワールドウォーZ」なら、人が全速力で走るくらいのスピード。コレも怖い。遅い系はたくさんあろうけど、筆頭は某ドラマである。人がゆっくり歩くくらいのスピードでしか進まないため、正直あんまり怖くない。そのせいか某ドラマでは最近「捕食シーンをいかに凄惨に見せるか」にばかり注力しており、さらに人間同士の殺し合いの方がメインになってきた。つまらないことだ。脱線した。

アイアムアヒーローのゾンビは、なんとやはり固体によって違う。基本は小走りくらいのスピードだが、ゆっくりしか進まない、腐敗が進んだものもいる。ゾンビなり立てだと筋肉が新鮮なせいか大股で走ってくるため、すごく嫌だ。一方で高跳びの彼のような飛び道具もあり、元タクシーの運転手なら車で暴走できる。「こいつはどんな動きをするんだ?」というのが人間と同じで分からないため、簡単に対策ができず怖さに磨きがかかっているのである。生前ずっとやっていた行動は、反射レベルでできるというイメージなのかもしれない。知らんけど。

 

ゾンビネタなので長々と書いてしまった。割とご都合主義で、生き残るべき人物が生き残る映画なので、映画好きにぜひお勧めしたい!という感じでは正直ないが、ゾンビ好きや某ウォーキングドラマ好きならぜひみて欲しい。海外でも人気が出そう。そんな映画だった。

ルーム(2015年、カナダ・アイルランド)

ルーム(字幕版)

誘拐犯に7年間閉じ込められていた女性と、閉じ込められている間に生まれた息子の世界への適応の話。

これは感動的な映画でした。監禁生活7年間って、想像を絶するような地獄だと思うのですが、そんなにキツい映像は出てこないので安心して観られると思います。

 

最初は天使のように可愛い息子と、少しやつれた女性の思ったより楽しそうな映像で始まります。次第にツラい現実が明らかになっていき、脱走計画を思い立つ女性。脱走成功、かと思いきや、世界は思ったより過酷で…。ここまでが予告編の内容かな。

 

まずダブル主役の男の子(ジェイコブ・トレンブレイ)が可愛くて賢くて、初めて演技したという彼の今後には期待してしまいました。何か映画賞を獲ったらしく、その受賞スピーチもキュンキュンする。

www.youtube.com

オチまで完璧って。天才かよ

 

新しい世界に接したばかりの男の子の、痛いようなワクワクするような気持が追体験できるのも非常に良かったですね。周りと葛藤がありながらもぐんぐん成長していくさまも清々しい。

 

ラストシーンは涙がダラダラ流れました…。

 

こんな爽やかな読後感のある映画だとは思わなかったので、嬉しい誤算でした。