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最近観た映画

映画の感想文

最近観た映画の、ネタバレなし感想文です。

 

Mommy

MOMMY

観に行きたかったのに行けなかった、26歳のグザヴィエ・ドラン監督の映画です。過去作もお母さんネタが多いですね。「マイマザー」でのお母さん役がお母さん役で、向かいに住む別のお母さん役は「私はロランス」の恋人役の人でした。主役のADHDの若者は純粋で繊細、独特のセンスがあって最高に魅力的に描かれています。

「トム・アット・ザ・ファーム」では少し抑えた色彩でしたが、今回は「私はロランス」の時のようなカラフルでノスタルジックな雰囲気でした。母子の親密だが狭い世界が「1:1」の特殊なアスペクト比で表現されているようでした。一部解放感のあるシーンでは画面が開くのですが、またすぐ閉じたり…。狭い画面なのですが、のびのびと美しい画作りでした。

全然うまく言えないけれど、グザヴィエ・ドランはつくづく本物の天才だなあと思います。今のところ、彼の監督作品の好きな順位は1位 私はロランス 2位 トムアットザファーム 3位Mommy という感じです。今後も楽しみ。

 

ザ・トライブ

【映画パンフレット】 ザ・トライブ Plemya 監督 ミロスラブ・スラボシュピツキー キャスト グレゴリー・フェセンコ、ヤナ・ノビコバ

昨年ほぼ無名の新人監督が賞を取りまくっていた話題作、ようやく見ました。確かに「言葉なし説明なし」は斬新だし、画がイチイチ美しい。理性やヒューマニズムとは無縁の、原始的な情動に突き動かされた若者たちの前にただ茫然と見るしかないという感じでした。耳が聞こえない人たちの寄宿学校の中の話で、起こっていることは「リリー・シュシュのすべて」のような感じ、ただもっとカラッとしています。ずいぶん暴力的な印象を受けるのですが、銃は出てこないし、一つ一つの暴力と死がリアルに描かれているだけとも言えます。こちらが感情移入する隙のあるような良い人や、きれいな言葉や音楽が用意されている映画ではありません。似たような印象を受ける映画と言えば、今まで観たものの中だと「神々のたそがれ」やラース・フォン・トリアー作品などです。いやー参った。

 

ボビー・フィッシャーを探して

ボビー・フィッシャーを探して (字幕版)

アマゾン・プライムビデオで。実在のトップクラスのチェスプレイヤーの、幼少期を描いた作品だそうです。習い事をさせる親としては、なんか分かる気がするエピソードが多かったですね。熱心になる先生や周りの人と、子供本人を見ている親とのかい離とか。こういうことは、何が正解なのか私には全くわかりません。身近に幼い頃から厳しく習い事を教え込まれて、結局その道のプロになった人がいますが、私がその人の立場だったら感謝するのか、恨むのか。むしろ当然の環境として「自分の人生」を歩めるのか。

主役の男の子は静かですが何かを語りかけてくるような美しい目をしていて非常に良かったです。ライバルのいつも睨みを効かせている男の子も可愛かった。

 

ジェーン・エア

ジェーン・エア [Blu-ray]

アマゾン・プライムビデオで有名なイギリスの文学作品の、もう何度目かという映画化の最新作。期待していただけに、うーんそれほど…という感じでした。何というか普通…。好きな方、ごめんなさい。私の知識と感受性が足りないんでしょう。自由恋愛や信仰心との葛藤だと現代の感覚では画期的な話にはならないので、別のところの描きこみがあれば私でも面白く感じたのかもしれません。本のファンが「よく忠実に再現してくれた!」となるタイプの映画化なのかもなー。

 

以上。

早くレヴェナント観たい。今上映中ならクリードも見に行きたいな。